歴史

直方市は古くは江戸時代(1603-1868)の初期(1623-1720)の約100年間、福岡藩(黒田藩)の支藩(東蓮寺藩)が置かれた城下町でした。
初代福岡藩主黒田長政が亡くなると、その遺言で四男高政に東蓮寺藩4万石が与えられ支藩を創ることになりました。
元禄5年(1692)、4代藩主黒田長清の時代に1万石が加増され、藩主館を現在の体育館西側の御館山に移し、城下町が南側にも拡張されました。しかし、長清の子、長好(福岡藩6代藩主継高)が福岡本藩を継ぐことになったため、享保5年(1720)長清が没すると廃藩となりました。

城下町散策コースのスポット

1

JR九州直方駅

筑豊炭田の石炭を集荷・輸送する拠点として発展しました。木造駅舎でネオバロック式の駅舎として、九州最古の駅でした。 現在の駅舎は、2011年4月に開業。駅舎デザインは、高級列車クルーズトレイン「ななつ星in九州」を手掛けた水戸岡鋭治氏によるものです。
JR九州直方駅
  • 住所

    〒822-0034 直方市山部226-2

  • 電話

    0949-22-2961

  • 営業時間

    7:30〜19:30

  • 定休日

    年中無休

  • 駐車場

    あり(コインパーキングをご利用ください。)

  • 備考

ACCESS
2

かくおんさん さいとくじ覚音山 西徳寺

桃山時代から残る由緒ある古いお寺で、江戸時代には黒田家の手厚い保護を受けました。梵鐘(福岡県指定文化財)は、もともと福岡城の鐘楼で、福岡藩士で儒学者の貝原益軒の銘があります。また山門(直方市指定文化財)は、廃藩後に直方城の門を移築したものといわれています。
覚音山 西徳寺
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3

せきすい うんしんじ積翆 雲心寺 [雲心禅寺]

初代直方藩主・黒田高政や二代藩主・之勝らの墓塔(供養塔)があります。2人とも江戸で亡くなったため、実際に遺体を収めた墓は東京都の祥雲寺にあります。
積翆 雲心寺 [雲心禅寺]
  • 住所

    〒822-0034 直方市山部560

  • 電話

    0949-22-2228

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    あり

  • 備考

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4

しじょうさんびゃくれんいん ずいせんじ池上山白蓮院 随専寺

古くは「瑞泉寺」と書き、一帯の旧町名が「泉町」で湧水の豊富なところでした。昭和初年まで寺の周囲は蓮池で、池の小鳥に弁天堂が浮かぶ、風光明媚な一帯であったとされています。

池上山白蓮院 随専寺
  • 住所

    〒822-0034 直方市山部567

  • 電話

    0949-22-2453

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    あり

  • 備考

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5

たがじんじゃ多賀神社

多賀神社は直方城下町の鎮守として、元禄4年(1691年)から現在の場所に鎮座しています。別名を日若宮といい、江戸時代以来「日若踊」が奉納され、京都の葵祭りにならった御神幸とともに、県の無形民俗文化財に指定されています。一の鳥居は、宝永4年(1707年)直方藩最後の藩主黒田長清が寄進したことが、石柱の左右に刻まれており、直方市で二番目に古い鳥居です。

多賀神社
  • 住所

    〒822-0016 直方市直方701

  • 電話

    0949-22-0125

  • 営業時間

    6:00〜17:00(社務所は9:00〜)

  • 定休日

    年中無休

  • 駐車場

    あり

  • 備考

    HPはこちらからクリック

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6

のおがたひ直方碑

明治27年(1894年)貝島太助らが賛助者となって建立されました。 碑の設計者は明治の彫刻者としては名高い高村光雲、碑文の撰者は漢学者の宮本茂任であり、この碑の文化的価値および建立当時の直方のパワーを示す貴重な文化財です。
直方碑
  • 住所

  • 電話

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    なし

  • 備考

7

のおがたはんしゅやかたあと直方藩主館跡

この一帯は、東蓮寺藩四代藩主・黒田長清の居館の跡です。元禄五年(1691年)、長清は、知行が五万石に加増されたことを機に、従来この山の東ふもと(現在の殿町の真言宗双林院一帯)にあった居館を移しました。それまでここに鎮座していた妙見神社を山の北に移して多賀神社とし、館の北の守りをかねた城下の鎮守としました。 山すその西側は溜池、南から東にかけては水路(居立川)をめぐらし、石垣を築いて防御としましたが、櫓はありませんでした。館は「直方新館」「御館」などと呼ばれた藩主の御殿・陣屋であり、城ではありません。この一帯を「御館山」と呼ぶのはこれに由来します。
直方藩主館跡
  • 住所

    〒822-0016 直方市殿町14

  • 電話

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    なし

  • 備考

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8

とうれんじはんしゅかんあと東蓮寺藩主館跡

直方の中心部は、かつて東蓮寺というお寺があったことから東蓮寺村と呼ばれていました。黒田長政の遺言では「鷹取古城のあたりをおさめよ」ということでしたが、福岡藩家臣の井上周防や吉田壱岐らにより少し離れたこの地が選ばれ寛永2年(1625年)に東蓮寺藩最初の藩主館が建てられました。初代から三代までの東蓮寺藩主の居館があったところです。
東蓮寺藩主館跡
  • 住所

    〒822-0017 直方市殿町14

  • 電話

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    なし

  • 備考

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9

ながさきがいどう長崎街道

江戸時代に整備された小倉から長崎までのおよそ223.8kmを結ぶ街道で、大名の参勤交代だけでなく鎖国下の日本にオランダなど異国との交易において重要なルートでした。街道沿いには25の宿場が置かれ、特に福岡藩領を通過する黒崎から原田までの宿場は「筑前六宿」と呼ばれ、人々の往来で賑わいました。直方は木屋瀬宿と飯塚宿の間にあり、直方藩が置かれていた時期は遠賀川の対岸を通過していましたが、廃藩後の町の衰退を心配した大庄屋・庄野与右衛門が街道の往還替えを本藩に願い出て、城下町を通るルートに変更されました。
長崎街道
  • 住所

    商店街内

  • 電話

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    なし

  • 備考

10

じゅこうざんえんとくじ壽光山 圓徳寺 [円徳寺]

浄土真宗本願寺派寿光山圓徳寺。 寛永元年(1624)黒田高政公が東蓮寺(直方)藩をおこし、 城下町形成のおり、 鞍手郡植木町より圓徳寺をこの地に移したのが始まりです。
現在の本堂は明治41年(1908)貝島炭鉱創始者、貝島太助兄弟が発起して建てられたものです。
棟梁は京都の東本願寺本堂や大師堂を手がけた名工、帝室技芸院 伊藤平左衛門第9世と第10世で、豪華な装飾が随所に見られます。

壽光山 圓徳寺 [円徳寺]
  • 住所

    〒822-0027 直方市古町2-7

  • 電話

    0949-22-0532

  • 営業時間

  • 定休日

  • 駐車場

    なし

  • 備考

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